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道程の楽しみ方

 小説家を目指し、日夜思考中。その中で気づいたり、感じたり、些細な本音を語りたいと思います。興味のない方はご遠慮ください。   ※注意事項です。当ブログ内で、小説は公開していません。期待していらっしゃる方にはごめんなさい。

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Ⅲ 電子書籍について

75ページの日記です。

 ほんと、怠けてすいません。



 皆さん。お久しぶりです。

 長々とお待たせしたうえの冒頭が、相変わらずの陳謝で申し訳ない。

 更新が途絶えた色々な理由と些細な言い訳を用意していましたが、駄犬に一蹴されたので割愛します。



 私は元気です。



 さてさて、いつも通りの挨拶はこれぐらいにしましょう。

 今回は長い記事ですし、電子書籍の類に興味がない方は読まないほうがよろしいと思います。

 まあ、目を苛めたいのならオススメですが。



 それでは先程も出てきた『電子書籍』のおはなし。



 何を今さら。

 そういう方もいらっしゃるでしょうが、流してください。

 私が今、注目しているのは『電子書籍』の“日本環境”なので、少しだけ、ずれた話題です。


 こちらの進み具合が気になり、情報を集めてはにやけている次第。


 まあ、お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、『iPod』や『キンドル』といった物(ハード面)には、あまり触れません。そちらに関しては、私よりも詳しい方が多数いらっしゃると思うので、そちらをご覧ください。

 私が注視しているのは、日本の出版社や著作者、権利といった事柄です。


 SFのような話ですが、近い将来、紙の印刷物は減っていきます。これだけは確実にいわれていることであり、その将来像に向けて試験段階の出版社もあります。政府も関与し、それについて検討していますが、うまくまとまらなかったようです。政府としてはエコや環境面からの考慮でしょうね。

 運用試験されたのは流行雑誌ですが、これがうまくいくのなら、新聞や専門誌といった類もそうなると思われます。

 また、学校の資料や教科書といった紙を電子化し、ファイル化できるなら……という期待もあります。重い辞書を持ち歩くことがなくなるわけです。大学生などは、大喜びですね。



 蔵書家の方や活字中毒者にも喜ばれそうです。文庫本一冊サイズで、何百、何千という本の中身を持ち歩くことができるのですから。


 もちろん、読み手の私たちにとって良い事だらけであっても、その業界に携わっている方々にとっても良い事だとは限りません。



 詳しい方ならご存知ですが、日本の著作権は曖昧な契約で成り立っています。いわゆる口約束です。


「次はサスペンス……いや、ホラーとか書いてみませんか」

「ホラーか。2019みたいな?」

「いいですね。それじゃ、半年後で」

「掲載してから?」

「いえ、書き下ろしでどうにか」

 そんな雑談めいたもので、契約していくのが通例でした。欧米のような紙面での契約ではありません。

 その欧米でも電子書籍の権利問題が浮上しました。ある著作者の権利書に“電子書籍化”に関する事柄が記載されていなかったのです。記載されていないのだから、権利は著作者にあります。いくら出版社が文句をいっても、契約を交わしてない事柄なのです。

 その結果、著作者は他の出版社と“電子書籍化の契約”を交わしました。


 そうして出版社の利益が減ったわけですね。まあ、この問題は現在進行形ですから、続報を待つことにします。


 日本では慌てて再契約をしているそうです。


 出版化や映像化に続いて、電子書籍化も出版社が握れるようにしているのでしょうね。


 なんだか切ない話ばかりでしたが、書き手にもメリットがあるのです。



 いわゆる平積みにならない本は売れない。平積みという概念がなくなるのですから、売れる電子書籍は売れるということになります。

 その結果、ベストセラーやランキング本ばかりが売れるかもしれないという危惧もあります。その改善はシステムとビジネスですから触れません。


 他には、絶版がなくなる。これも利点です。電子化なのですからコストは格段に下がります。売れない本を置き続けてくれる本屋は少ないですが、電子化ですから、本屋もネット上にあるわけです。

 サイトやホームページの容量分だけ、本棚があることになります。それらを検索して購入する。夏目漱石の隣に携帯小説が置いてあっても(著作者、あいうえお順なら)不思議ではありません。システム面やビジネス面では、これから煮詰まっていくのでしょう。今後に期待ですね。



 ある一部の読者に向けた本たちが、電子書籍という物で、再評価されるかもしれない。


 これは書き手にとって、とても大きな意味を持ちます。


 売れないから出版できない。といった理由が、減っていく可能性があるからです。




 紙の本。


 電子書籍。


 携帯小説。



 書き手である私が選べる時代が来るかもしれない。


 どこで発表しれば、私の物語が評価されるのか。

 どこで発表しれば、より多くの読者に届くのか。



 拙い書き手である私はわくわくしています。


 携帯小説なら年配者が見ないでしょう。書籍なら届くまでに時間がかかるでしょうが、紙面や本屋での広告ができるでしょう。電子書籍であれば、本の虫しか知らないでしょう。


 それが現状です。

 近い将来。電子書籍の日本環境が整っていけば、絶版本もベストセラーも電子書籍で読めるかもしれない。そうなっていけば、手に入りにくい古本も読めるかもしれない。翻訳環境が整っていくのなら、日本語で書かれたものがアメリカや中国で読まれているかもしれない。



 書き手にとって、読み手に届くことこそ重要です。


 職業作家は、それで生活するのです。



 煙草の煙を吐きながら、にやついている理由でした。


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この記事のコメント

>>ベストセラーやランキング本ばかりが売れるかもしれないという危惧もあります。その改善はシステムとビジネスですから触れません

自分は逆だと思いますよー。この世からベストセラーが消えていくのではないかと思います。そのかわりこれからは、売れている「誰か」の本ではなく、内容が濃く(技術、知識的に)、より読み手の心理をついた類のものが売れてくるのかなーと思います。でも誰でも挑戦しやすいという事は競争が激しくなるとも読めますね。
2010-06-28 Mon 20:29 | URL | まさお [ 編集]
 そうですね。音楽CDのミリオンセラーが出にくくなったように、ベストセラーも出なくなる可能性があります。

 それでも、馴染みがない方なら、売上ランキングや紙面の広告で判断する方もいると思われます。ですから大多数の方々が認知し、普通になってしまうまではその傾向があると思っています。

 それでもまさおさんがいう通りに、良い本が(内容的に)売れるということは、とても良いことだと感じています。今までにない競争が生まれ、作者は良い本を書かなければならなくなりますからね。

 良い本を書く。それが一番、大変なんですけどね。

2010-06-29 Tue 01:56 | URL | misaka [ 編集]

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