Ⅷ 右手の痺れ。2009-08-30 Sun 10:10 私の「なんでも――正確には元システム手帳――メモ帳」には、プロットも書き込まれています。 今しがた浅い眠りから覚め、眠れぬ朝はプロットいじり……音楽を聴きながら始めたわけです。 なのに、「字、字が!」 字の歪みで気づいたのですが、右手が震えてました。 「まあ、あるある」 気にしないで続ける。 「あ、痺れた」 そんな事態になりました。 なのに更新している私。 まあ、ちゃんと仕事はしてます。報告がてらに更新したわけですね。 8月――9月――――誕生日まで、もうすぐです。 ちなみに10月です。 ブログを始めて、1年になるわけで……感慨深いものが――ないです。 そろそろ右手が限界なので、終わります。 スポンサーサイト
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Ⅳ 説明2009-08-22 Sat 04:43 前回は描写について吐き出させてもらったので、今回は説明について吐き出させてもらう。 創作に興味がない方には、またまたつまらないと思う。なので、読まなくてもいいですよ。 彼の母は流行病で亡くなっていた。原因を教えてもらっても、幼すぎた彼には理解ができなかった。彼が覚えていることといえば、布団の上で笑っている母の顔。その母を悲しそうに見つめる父の瞳。両親がなにを話していたかなど忘れてしまったが、対照的だったことだけは覚えている。 彼の過去について説明している。これは過去の描写でありながらも、描写ではない。 彼には憎むべき親、愛すべき兄弟、甘えられる恋人、頼りなる友もいない。あるのは日常。回るだけのモルモット。だからこそ、彼女に惹かれていったのかもしれない。 これは説明なのだろうか? それとも描写なのだろうか? 彼には彼女が自由に思えた。笑いあう親がなく、文句をいう兄妹もいない。恋人は過去に置き去りにし、頼れる友は自分だといってくれた。大樹がない彼には、彼女がそれに見えてしまう。 ここまでくると、どちらかなんて問題なのだろうか? 書きながらわからなくなってくる。 触れ合う唇はやわらかく。珈琲の匂いがした。彼が嫌っていた珈琲も、これからは飲んでみたくなる。彼は微笑んでいた。彼女を見つめ、重ねていく。 描写も説明も混じりあっている。 どちらも織り交ぜながら、バランスを取れということなのか。 さて、このへんで終りにします。 前回と今回は、独り言のようなもの。どちらの物語も思いつきで書いたので、執筆中の作品とは関係がないです。 思考の整理ができてきたところで、執筆の再開です。 |
Ⅳ 描写2009-08-21 Fri 07:34 すこしだけ吐き出させてもらいたい。ちょっと、溜まっているのかもしれない。創作に興味がない方には、退屈なだけだと思う。けれど、吐き出させてもらう。 いったい、どこまでが描写なのだろうか。 右手に掴むグラス。それを飲む男。彼が手にしたものはグラスであり、飲んだものは水だ。だが、彼の乾きは癒せない。グラスを傾け、喉を鳴らす。何度か繰り返してみても、潤うことはなかった。 彼になにがあったかということは、ここで問題にしていない。彼がグラスに注がれた水を飲むことを描写したのだ。それが明確に伝わっているのだろうか? これは読み手の中で、絵になっているのだろうか? 動きを描くことで、心情を写す。心を抜き出すことで、身体が動く。 彼の手からグラスが滑り落ちた。グラスは砕け散ったが、彼の耳に入らない。彼を捉えたものは、その瞳に映った彼女だけ。彼女の口が動く。彼は必死に唇を見た。 伝わることが前提であり、伝わらない描写など意味をなさない。 彼が驚いたことが伝わり、彼が彼女を見て固まっていることがわかるだろうか? さよなら。彼女は繰り返す。か細い声すら、彼には聞こえない。グラスの破片を踏んでいることさえ、自覚できない。彼は詰め寄る。彼女の腕を掴もうと、右手を伸ばした。 ここまでくると、彼と彼女の〝物語〟が見えてくるだろうか? 作者である私ではなく、読み手である〝あなた〟に見えているだろうか? 無意識のうちに彼の身体が動いている。彼女をどうしたいというのだろうか? 伸ばした手は届かなかった。背中を向けた彼女がなにかを言っている。彼には彼女が泣いているように見えた。だが、理解ができない。彼女がなにを言ったところで、聞く耳がなかったのだ。彼はとらわれる。彼女の背中が遠のいていく姿を、瞼に焼き付けてしまった。 このへんで終りにしたいところだが、ちゃんと描写できているのだろうか? ここまでの物語に会話らしい会話は――直接話法は「さよなら」だけである――ほとんどない。それでも、読み手に伝わっていたら成功だといえる。伝わらなければ失敗である。 いったい、どこまでが描写なのだろうか? 小説全体が描写だともいえるし、たった1行だともいえる。文章を突き詰めていくということは、思った以上に大変そうだ。 だからこそ、こんな文章も書きたくなる。 では、また。 |
Ⅷ 創作状況です。2009-08-16 Sun 05:05 最近の創作状況を報告します。 文章を刈り込んだ結果、応募枚数に達しないという致命的な問題が生れました。 なので、プロットのシーンを増やそうかと思い立ち、苦戦しているところです。 削り取ったシーンの復活、前後のズレの修正などで、手一杯。 ひと様のブログを読む時間があっても、自身のブログは更新できず。 なにやらコメントを貰ったので、更新した次第です。 パスヴィカルと愚痴りあってたりする私です。 |
Ⅷ 書き直しているのですよ。2009-08-08 Sat 04:49 文句は受け付けません。 先手攻撃です。 書き直している枚数が、14枚。 視点が変わり、時間系列をいじりました。 計、14枚。 |
Ⅲ 笑顔2009-08-07 Fri 03:42 50ページの日記になります。 皆さん、お久しぶりです。 ほぼ毎日更新してたかと思えば、しなくなったりするものです。まあ、夏バテが原因だったりするのですが、怠けたいという欲求もあったことは事実ですね。 そろそろ更新しないと忘れられると思ったりしたのですが、意外と見られてました。 なので反省しました。 更新してないのに覗いてくれた方々、しなくてごめんなさい。 頑張って更新しますので。 謝罪はこれくらいにしておいて、とある夢を見ました。 内容を語る前に、昔話をひとつ。 約3年前になります。 私にはお付き合いをしていた彼女がいたわけです。彼女とは1年近く付き合いました。友人の頃から計算すると、2年ほどですね。 私達は結婚を視野に入れていました。福岡での生活は、とても幸福で、温かいものでした。ですが私は、仕事を辞め、沖縄に帰ることになったのです。遠距離恋愛になる。それでも彼女は賛成し、応援するといってくれたのです。 別れは簡単なのものです。 私達は離れたことで、互いを信じあえなくなったのです。そうして泣き顔や笑顔さえ思い出さなくなって、3年が経ちました。その彼女が夢に出てきたのです。 幸福な時間をいくら過ごしたからといって、別れたことによって、それさえ思い出さなくなってしまいます。何度か夢に出てきた彼女も、顔を見せてはくれませんでした。 笑っているのか、泣いているのか、怒っているのかもわからない。 そんな彼女が、笑ってくれたのです。 私と目が合い、舌を出す。そしてくすくす笑っているのです。 そこで夢が覚めた私は、とても温かい気分なのです。彼女の仕草や笑顔、泣き顔や怒った顔までも思い出しました。 とても懐かしく、とても切ない気分になりました。 彼女と別れてから連絡を取ったことはありません。それでも、夢をみて確信したのです。 「きっと笑っているのだろう」 そう感じました。 とてもいい夢をみたものです。夏バテなんて吹っ飛んでいきました。お陰で、創作していた作品の欠点も見え、仕立て直す決心もできました。 まさに良いこと尽くめです。 例え夢の中でも、愛していた人が笑顔でいる。それだけで救われる私がいるのですね。 伝わらない思いですが、彼女に感謝しています。 ありがとう。 現実に戻った私は、創作していた160枚を見直し、構成の組み換えに入りました。 いろいろと思案した結果、主人公とヒロインの立ち位置を置き換えることにしました。なのでやり直しです。ひとつの作品に、どれだけ時間を費やしているのでしょうか。まるで親バカにでもなった気分です。大切に育てている自分がいる。パスヴィカルは笑ってますけどね。 ですが、冗長になっていた事実は見逃せない。もっと切り詰めた文章を書かないと納得がいかないのです。この言葉、この表現しかない。そう思わせるような作品にしたい。 そんな8月です。 まだ終ってませんね。 そんな8月が始まりました。 一意専心。原点回帰。頑張りますね。 |
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